子どもたち。あなたがたは神から出た者であり、彼らに勝ちました。あなたがたのうちにおられる方は、この世にいる者よりも偉大だからです。(ヨハネの手紙第一4章4節)

1.ヨハネの福音書1章1節―5節
2.ヨハネの福音書16章29節―33節
3.ローマ人への手紙8章28節―37節
4.ヘブル人への手紙2章10節―3章1節

二度ほどサタンの試みにあったペテロは(マタイの福音書1621節―23節、ルカの福音書2231節)「あなたがたの思い煩いを、いっさい神にゆだねなさい。神があなたがたのことを心配してくださるからです。身を慎み、目を覚ましていなさい。あなたがたの敵である悪魔が、吼(ほ)えたける獅子のように、だれかを食い尽くそうと探し回っています。堅く信仰に立って、この悪魔に対抗しなさい。ご存じのように、世界中で、あなたがたの兄弟たちが同じ苦難を通ってきているのです。(ペテロの手紙第一57節―9節)」と、悪魔に対抗する手段は堅く信仰に立つことであり、そのためには身を慎んで目を覚ましている必要があることを語っています。ヨブ記の1章と2章を見ると、自然災害も人災も悪魔とも呼ばれるサタンの仕業ですが、主がヨブのいのちを取ることを許されなかったためにヨブを殺すことができなかったのでした。ペテロが勧めているように堅く信仰に立つためにはサタンは神が許される範囲内にのみ試みることができることを心によく刻んでおく必要があるのではないでしょうか。サタンはキリスト者の心を神よりも自分に、神よりも人に目を向けさせようとします(マタイの福音書16章23節)。サタンの策略に陥らないために今日の聖句が「子どもたち。あなたがたは神から出た者であり、彼らに勝ちました。あなたがたのうちにおられる方は、この世にいる者よりも偉大だからです」と語っているように、悪魔に勝利されたイエス様が、悪霊が「お願いです。私を苦しめないでください。」とひれ伏すほどの権威があるイエス様が聖霊なる神として私たちの心に内住されているために圧倒的な勝利者とされていることを(ローマ人への手紙8章37節)忘れないようにしようではありませんか。