私たちはみな、この方の満ち満ちた豊かさの中から、恵みの上にさらに恵みをうけたのである。というのは、律法はモーセによって与えられ、恵みとまことはイエス・キリストにあって実現したからです。(ヨハネの福音書1章16節―17節)

1.詩篇23篇1節―6節
2.箴言10章22節
3.コリント人への手紙第一1章18節―25節
4.エペソ人への手紙2章1節―9節

このところ恵方巻きという巻き寿司の宣伝がテレビやさまざまなメデイアを通してあちこちで見られるようになりました。我が家の近くのコンビニでも数年前から恵方巻きの予約を募るポスターが貼られるようになりました。元々は関西での風習であることは知っていましたが、恵方巻きについてインターネットで検索して見ましたら、江戸時代から明治時代に大阪の歓楽街で節分を祝ったり、商売繁盛を祈ったりして食べたのが始まりで、当時は「丸かぶり寿司」とか「太巻き寿司」と呼ばれ、1989年に広島のコンビニエンスチェーン店が販売する際に「恵方巻き」と名付けて売り出したことによるもので、一本丸ごと食べる事で幸運や、商売繁盛の運を一気にいただくということを意味しているそうで、その背後には陰陽道―中国で生まれた自然哲学思想などが起源―があるようですが、日本においては独自の発展を遂げた呪術や占術の技術体系になり、その年の福徳(幸福と利徳。財産や幸せにめぐまれていること)を司る神がおられる方向、すなわち恵方に向かって事を行えば「何ごとも吉」とされているために、その方向に向かって食べるそうですが、年によって方向が異なるのは占いによるものであるためためで、今年は「南南東」とのことです。今日の聖句が「私たちはみな、この方の満ち満ちた豊かさの中から、恵みの上にさらに恵みをうけたのである。というのは、律法はモーセによって与えられ、恵みとまことはイエス・キリストにあって実現したからです。」と語っているように、人々が求めている恵みや豊かさ以上の恵みや豊かさ、すなわち罪や死から救われ、死に勝利した豊かないのち、永遠のいのちという豊かさはキリストにあること心に据えて主をほめたたえるとともに世の人々が恵みとまことに満ちておられるイエス様を知ることができるいように祈ろうではありませんか。