キリストの平和が、あなた方の心を支配するようにしなさい。そのためにこそあなたがたも召されて一体となったのです。また、感謝の心を持つ人になりなさい。(コロサイ人への手紙3章15節)
1.ヨハネの福音書14章22節―29節
2.ヨハネの福音書16章29節―33節
3.ピリピ人への手紙4章6節―7節
4.テサロニケへの手紙5章15節―18節
イスラエルのすべての民は、前方に紅海、後方からエジプト軍が追い迫ってきた時、主が紅海を分けられ、民が対岸に渡ると主がもとに戻したので、エジプト軍はひとり残らず溺死したのを見た時には主の御力を見て、主を信じ、主をほめたたえたのですが、欲や恐れに支配されるとエジプトで苦しんでいたことを忘れてエジプトを懐かしむようなことを言って主を信頼せずに、感謝もせず、つぶやいたのでした。パウロは「あなたがたは、人を再び恐怖に陥れるような、奴隷の霊を受けたのではなく、子としてくださる御霊をうけたのです。私たちは御霊によって、『アバ、父』と呼びます。私たちが神の子どもであることは、御霊ご自身が、私たちの霊とともに、あかししてくださいます。(ローマ人への手紙8章15節―16節)」と語るとともに、「キリストの平和が、あなた方の心を支配するようにしなさい。そのためにこそあなたがたも召されて一体となったのです。また、感謝の心を持つ人になりなさい。」と、恐れにではなく、この世が与えることのできないキリストの平和が心を支配するように、感謝する心を持つ人になるように勧めていますが、その秘訣は、パウロが「ダビデの子孫として生まれ、死者の中からよみがえったイエス・キリストを、いつも思っていなさい。(テモテへの手紙第二2章8節)」と勧めているように、死に勝利された平和の君であるイエス様が内住しておられることを、イエスによって与えられている祝福を、私たちの失敗さえも益とすることのできる主を忘れないようにすることではないでしょうか。神が望んでいるように(テサロニケへの手紙第一5章18節)、主に感謝をささげて生きるようにしようではありませんか。