あなたがたは、死者の中からこのキリストをよみがえらせて彼に栄光をあたえられた神を、キリストによって信じる人々です。このようにして、あなたがたの信仰と希望は神にかかっているのです。(ペテロの手紙第一1章21節)

1.ローマ人への手紙8章28節―32節
2.ヤコブの手紙1章2節―8節
3.ヤコブの手紙4章1節ー5節
4.ペテロの手紙第一1章3節―9節

弟子のひとりが「主よ。ヨハネが弟子たちに教えたように、私たちにも祈りを教えてください。」と申し上げると、イエス様は「祈るときには、こう祈りなさい。」と彼の願いをお聞きくださったのですが、祈る際の心構えとして「祈るとき、異邦人のように同じことばを、ただくり返してはいけません。彼らはことば数が多ければ聞かれると思っているのです。だから、彼らのまねをしてはいけません。あなたがたの父なる神は、あなたがたがお願いする先に、あなたがたに必要なものを知っておられるからです。」と仰せられてから、いわゆる「主の祈り」をお教えくださいましたが、その内容を見ると、日常生活に必要な物質面と霊的なことの両面が含まれています(ルカの福音書11章1節―4節、マタイの福音書6章7節―12節)。ペテロは「主よ。ごいっしょになら、牢であろうと、死であろうと、覚悟はできております。」と自信をもって申し上げましたが、イエス様が仰せられたように三度イエス様を知らないと言って挫折してしまったのですが、そのことが起こる前にイエス様は彼の信仰がなくならないように祈られたのでした(ルカの福音書22章31節―32節)。今日の聖句は、そのペテロのことばです。私たちの信じている神がどんな偉大な方であるかを忘れずに、私たちに必要な信仰もキリストによって与えらていることを、パウロが「あなたがたのうちに働きかけて、その願い(新改訳:志し)を起させ、かつ実現に至らせるのは神であって、それは神のよしとされるところだからである。(ピリピ人への手紙2章13節:口語訳)と語っているように、主が与えてくださった願いや志しであるなら主がなしとげてくださることを感謝して生きようではありませんか。