自分のことばを控える者は知識に富む者。心の冷静な人は英知のある者。(箴言17章27節)

1.箴言1019
2.伝道者の書51節―2
3.ローマ人への手紙8章3節ー7節
4.エペソ人への手紙4章17節ー32節

パウロはエペソの聖徒たちに、異邦人がむなしい心で歩んでいるように歩まないように、人を欺く情欲によって滅び行く古い人を脱ぎ捨てて、心の霊において新しくされ、真理に基づく義と聖をもって神にかたどり造り出された新しい人を着るように勧告されました(エペソ人への手紙417節―24節)。ダビデは、若者たちをナバルのもとに遣わして、ナバルの羊飼いたちを守り親切にしたことを告げて、食糧を分けてくださるように言ったのですが、ナバルは「ダビデはいったい何者だ。エッサイの子とは、いったい何者だ。」などと言ってダビデのことをはずかしめるようなことを言い、何も与えなかったのでした。そのことを聞いたダビデは「めいめい自分の剣を身につけよ」と命じて四百人を引き連れ、「私が荒野で、あの男が持っていた物をみな守ったので、その持ち物は何一つなくならなかったが、それは全くむだだった。あの男は善に代えて悪を返した。もし私が、あしたの朝までに、あれのもののうちから小わっぱひとりでも残しておくなら、神がこのダビデを幾重にも罰するように。」と言ったのですが、ナバルの妻アビガイルは、よこしまな者で名前のごとく愚か者である夫ナバル(ナバルの意味:愚か)のことなど気にしないように、自分で復讐をしたなら、やがて君主になったときにそのことがダビデのつまずきになってしまうのではないかという助言を聞いたダビデは、主に立ち返り、主がアビガルを遣わされたことを認めて主をほめたたえるとともに、復讐することを押し留めたアビガルに誉れがあるように、主が生きておられることを告白したのでした(サムエル記第一251節―34節)。パウロはエペソの聖徒たちに、人を欺く情欲によって滅び行く古い人を脱ぎ捨てて、心の霊において新しくされ、真理に基づく義と聖をもって神にかたどり造り出された新しい人を着るように勧告されました(エペソ人への手紙417節―24節)。ダビデのように、感情に支配されると、主と主に祈ることも忘れ、自分のことばで罪を犯しやすくなるのではないでしょうか。今日の聖句「自分のことばを控える者は知識に富む者。心の冷静な人は英知のある者。」を心に据えて、主がどのような方であるかを、主権者は主であり、時は主の御手の中にあることを心に据えて、知識に富む者、英知のある者として歩むように、感情にふりまわされないように、真理のみことばに生きるようにしようではありませんか。