人の心には多くの計画がある。しかし主のはかりごとだけがなる。(箴言19章21節)
1.詩篇2篇1節―12節
2.詩篇119篇149節―156節
3.ピリピ人への手紙2章13節―16節
4.ヤコブの手紙4章13節―17節
人は次の瞬間に何が起きるかわからないように、その計画がどのような結果をもたらすかを知らずに、自分の考えでさまざまなことを想定して自分にとって幸いと思われる計画を立てるのではないでしょうか。エリメレクの家族はベツレヘムがききんに見舞われたのでモアブに引越し約40年間そこに住んだのですが、その間ナオミは夫と二人の息子を失ったのですが、主がご自分の民を顧みてパンを与えられたことを聞いてナオミは未亡人になった二人の嫁と一緒にモアブからユダの地に戻るために帰途につきましたが、途中でふたりの嫁に自分の家に戻るように勧めたので、オルパはナオミのことばに従って実家に戻りましたが、ナオミが「ご覧なさい。あなたの弟嫁は、自分の民とその神のところへ帰って行きました。あなたも弟嫁にならって帰りなさい。」と、オルパと同じように偶像崇拝を勧めましたが、ルツは「あなたの民は私の民、あなたの神は私の神です。」と告白してナオミとともにベツレヘムに帰りましたが、やがてルツはボアズと結婚し、オベデを産み、オベデの息子はダビデの父であるエッサイでやがてイエス様はダビデの子としてこの世に御降誕されたのでした。ピリピ人への手紙2章13節が「神は、みこころのままに、あなたがたのうちに働いて志を立てさせ、事を行わせてくださるのです。」と語っているように、イスラエルの神を自分の神とし、神の民とともにいることを願ったルツの志は神からのものであり、今日の聖句が「人の心には多くの計画がある。しかし主のはかりごとだけがなる。」と語っているように、人の知恵では考えられないご計画があることを心に据えて、主が与えてくださった志ならば主がそれを成し遂げてくださることを、キリスト者ひとりひとりに主のご計画があることを心に据えて、どんなことも益としてじゅださる主を思い起こし、主を信頼して生活しようではありませんか。