もしあなたがたが、わたしのことばにとどまるなら、あなたがたはほんとうにわたしの弟子です。そして、あなたがたは真理を知り、真理はあなたがたを自由にします。(ヨハネの福音書8章31節―32節)
1.ヨハネの福音書17章14節―20節
2.ローマ人への手紙8章15節―16節
3.エペソ人への手紙6章10節―18節
4.ヨハネの手紙 第一 5章19節ー21節
このところ、感染がどのように広がっているのかが解明できないために、新型コロナウイルスがいつ終息するのか見当がつかない状況の中で、コロナウイルスのことを「目に見えぬ敵」と称しているのを何度もテレビの報道で聞きましたが、「目に見えぬ敵」は、自然災害や病いをもたらす悪魔や悪霊であり(ヨブ記1章―2章)、彼らの目的は真理をいつわりに変え、神のかたちであるキリストの栄光にかかわる福音の光を輝かせないようにし、人々を恐れの中に閉じ込めてしまうことにあるのではないでしょうか。アメリカの情報として、今年の冬に起こる新型コロナウイルスとインフルエンザが同時に起こる可能性があり脅威であることが紹介されました。まだ冬が来ていないのにすでに冬に対する恐れがもたらされていることを知り、全世界が恐れに縛られていることを、確かに、世全体が恐れをもたらす悪い者、すなわち悪魔の支配下にあることを思わされました(ヨハネの手紙第一5章19節)。「恐れ」から解放されるために、様々な方策が打ち出され、一時的な安堵感を得ることができても、すぐに恐れは戻って来てしまうのではないでしょうか。今日の聖句は「もしあなたがたが、わたしのことばにとどまるなら、あなたがたはほんとうにわたしの弟子です。そして、あなたがたは真理を知り、真理はあなたがたを自由にします。」と、恐れから自由にされるために必要なのは主のみことばに生きることであり、そうするならば真理を知ることになり、罪と死の解決を持つだけでなく、ローマ人への手紙8章15節が「あなたがたは、人を再び恐怖に陥れるような、奴隷の霊を受けたのではなく、子としてくださる御霊を受けたのです。私たちは御霊によって、『アバ、父』と呼びます。」と語っているように、恐れや思い煩いが起きた瞬間、神に「アバ、父」と助けを求めるなら、恐れをもたらす悪霊の力からも自由にされるのではないでしょうか。コロナウイルスの終息の時も主の御手の中にあることを覚えつつ、神の願いはすべての人が救われて、真理を知るようになることであることを思い(テモテへの手紙 第一2章4節)、宣教の働きがコロナウイルスによって妨げられないように祈ろうではありませんか。