神は、むかし父祖たちに、預言者たちを通して、多くの部分に分け、また、いろいろな方法で語られましたが、この終わりの時には、御子によって、私たちに語られました。神は御子を万物の相続者とし、また御子によって世界を造られました。(ヘブル人への手紙1章1節―2節)
1.ルカの福音書21章1節―28節
2.ヨハネの福音書1章1節―18節
3.テモテへの手紙 第二 3章1 節―5節
4.ヨハネの福音書14章1節―6節
科学の発達にともない、人が月面を歩いたり、小惑星リュウグウに探索機「はやぶさ2号」を送り込んで人工的にクレーターを作りそこから採石したものを分析すれば、地球誕生に関するデーターが得られるのではないか、と期待されており、日本の技術は素晴らしいと称賛を受けるなど、人の知恵を誇りましたが、コロナウイルスがいつ終息するのか見当がつかいない状態が世界を覆っているように、人は明日何が起こるのかも予知できない弱さを抱えていることを暴露しているのではないでしょうか。ところで、神殿が破壊されることを預言されたイエス様に弟子たちが、主が再臨されるときや世の終わりにはどんな前兆があるのかを尋ねると、イエス様は、人に惑わされないように気をつけるように仰せられてから、民族は民族に、国は国に敵対して立ち上がり、方々にききんと地震がおこりますが、そのようなことはみな、産みの苦しみの初めであること、キリスト者が迫害されること、人々が互いに裏切ったり、憎みあったりすること、にせ預言者が多くに怒って多くの人々を惑わすこと、不法がはびこり多くの人たちの愛が冷たくなること、御国の福音が全世界に宣べ伝えられて、すべての国民にあかしされてから、終わりの日が来ます、と仰せられました。イエス様が預言されたように、近年、民族間の紛争によってヨーロッパの地図が書き換えられるほどのことが起こりました。イエス様は神がどのような方であるかを、天国への道をもはっきり語られました(ヨハネの福音書14章6節)。今日の聖句にあるように、終わりの時は御子イエス様がこの世に人として御降誕くださったことによって始まっていることを心に留めて、パウロが「あなたがたは、今がどのような時か知っているのですから、このように行いなさい。あなたがたが眠りからさめるべき時刻がもう来ています。というのは、私たちが信じたころよりも、今は救いが私たちにもっと近いているからです。(ローマ人への手紙13章11節)」と勧めているように、目覚めて、人の知恵や力では解決できない罪や死に勝利してくださったイエス様がいつもともにいてくださることを自覚するとともに、世界の指導者たちや恐怖の中におられる人々に福音が届きますように祈ろうではありませんか。