あなたがたは、選ばれた種族、王である祭司、聖なる国民、神の所有とされた民です。それは、あなたがたを、やみの中から、ご自分の驚くべき光の中に招いてくださった方のすばらしいみわざを、あなたがたが宣べ伝えるためです。(ペテロの手紙 第一 2章9節)

1.イザヤ書431節―13
2.使徒の働き267節―29
3.コリント人への手紙 第二 45節―15

パウロの「私たちは、いつもあなたがたのために祈り、私たちの主イエス・キリストの父なる神に感謝しています。それは、キリスト・イエスに対するあなたがたの信仰と、すべての聖徒に対してあなたがたが抱いている愛のことを聞いたからです。それらは、あなたがたのために天にたくわえられてある望みに基づくものです。あなたがたは、すでにこの望みのことを、福音の真理のことばの中で聞きました。この福音は、あなたがた神の恵みを聞き、それをほんとうに理解したとき以来、あなたがたの間でも見られるとおりの勢いをもって、世界中で、実を結び広がり続けています。福音はそのようにしてあなたがたに届いたのです。(コロサイ人への手紙1章3節―6節)」ということばに、福音宣教の原動力となったのは神の恵みをほんとうに理解しているかどうかにかかっているように思われます。福音書のペテロは人を恐れて三度イエス様を知らないと言いましたが、今日の聖句「あなたがたは、選ばれた種族、王である祭司、聖なる国民、神の所有とされた民です。それは、あなたがたを、やみの中から、ご自分の驚くべき光の中に招いてくださった方のすばらしいみわざを、あなたがたが宣べ伝えるためです。」に見られるように、ペテロは恵みによって与えられているキリスト者の立場と特権、使命を語っています。この時期、コロナウイルスに関する報道によってその影響が拡大している状況は日本だけでなく世界中の人々を恐怖の中に閉じ込めているのではないでしょうか。神がどのような方であるかをお話しする機会は少ないかもしれませんが、キリスト者は「王である祭司」と「王の王」であるイエス様にあって祭司とされ、人々のために祈る働きがゆだねられています。主が人々の心の目を開いてくださり偶像崇拝から離れ、人を恐怖に陥れる奴隷の霊から解放され、永遠のいのちを与えてくださるイエス様を信じる信仰に生きることができるようにとりなして祈ろうではありませんか。