私があなたがたに最もたいせつなこととして伝えたのは、私も受けたことであって、次のことです。キリストは、聖書の示すとおりに、私たちの罪のために死なれたこと、また、葬られたこと、また、聖書の示すとおりに、三日目によみがえられたこと、また、ケパに現れ、それから十二弟子に現れたことです。(コリント人への手紙 第一 15章3節―5節)

1.コリント人への手紙 第一 15章12節―22
2.ローマ人への手紙319節―26
3.ローマ人への手紙419節―25

この世はとかく、学歴や才能、地位や家柄で人の価値を決めてしまいがちなところがありますが、イエス様はユダヤ人の指導者ニコデモに「まことに、まことに、あなたに告げます。人は水と御霊によって生まれなければ、神の国を見ることはできません。肉によって生まれた者は肉です。御霊によって生まれた者は霊です。あなたがたは新しく生まれなければならない、とわたしが言ったことを不思議に思ってはいけません。(ヨハネの福音書3章5節―7節)」と仰せられました。ところで、ヨハネの福音書1章9節―13節は「すべての人を照らすまことの光が世に来ようとしていた。この方はもとから世におられ、世はこの方によって造られたのに、世はこの方を知らなかった。この方はご自分の国に来られたのに、ご自分の民は受け入れなかった。しかし、この方を受け入れた人々、すなわち、その名を信じた人々には、神の子どもとされる特権をお与えになった。この人々は、血によってではなく、肉の欲求や人の意欲によってでもなく、ただ、神によって生まれたのである。」と、この世のどのようなものをもってしても得ることのできない身分を語っています。キリスト者となったパウロは「私があなたがたに最もたいせつなこととして伝えたのは、私も受けたことであって、次のことです。キリストは、聖書の示すとおりに、私たちの罪のために死なれたこと、また、葬られたこと、また、聖書の示すとおりに、三日目によみがえられたこと、また、ケパに現れ、それから十二弟子に現れたことです。」と、十字架の死と復活こそが人類に最も大切なことであることを語っています。彼は「ケパ」すなわちペテロの名をあげています。福音書のペテロは人を恐れてイエス様を三度知らないと言いましたが、使徒の働き2章において、ペテロは他の使徒たちと立って大胆に福音を語り、やがて殉教するのですが、そのように変えられたのは御霊に満たされただけでなく、ペテロの「私たちの主イエス・キリストの父なる神がほめたたえられますように。神は、ご自分の大きなあわれみのゆえに、イエス・キリストが死者の中からよみがえられたことによって、私たちを新しく生まれさせて、生ける望みを持つようにしてくださいました。(ペテロの手紙 第一 1章3節)」ということばに「復活」にあることがわかります。罪が赦されているだけでなく永遠のいのちが与えられていることを心に据え、新型肺炎にかかっている人々、感染を恐れておられる人々に福音が届くように、主がこの疫病をとどめてくださるように、特にキリスト者を迫害している中国のために、安倍総理、習近平氏はじめ世界中の指導者になんとか福音が届くように祈ろうではありませんか。