目をさまして、感謝をもって、たゆみなく祈りなさい。(コロサイ人への手紙4章2節)
1.マタイの福音書26章36節―41節
2.マルコの福音書14章32節―38節
3.テサロニケへの手紙 第一5章15節―18節
パウロは「私たちの格闘は血肉に対するものではなく、主権、力、この暗やみの世界の支配者たち、また、天にいるもろもろの悪霊に対するものです。ですから、邪悪な日に際して対抗できるように、また、いっさいを成し遂げて、堅く立つことができるように、神のすべての武具をとりなさい。では、しっかりと立ちなさい。腰には真理の帯を締め、胸には正義の胸当てを着け、足には平和の福音の備えをはきなさい。これらすべてのものの上に、信仰の大盾を取りなさい。それによって、悪い者が放つ火矢を、みな消すことができます。救いのかぶとをかぶり、また御霊の剣である、神の言葉を受け取りなさい。すべての祈りと願いを用いて、どんなときにも御霊によって祈りなさい。そのためには絶えず目をさましていて、すべての聖徒のために、忍耐の限りを尽くし、また祈りなさい。また、私が口を開くとき、語るべきことばが与えられ、福音の奥義を大胆に知らせることができるように、私のためにも祈ってください。私は鎖につながれ、福音のために大使の役を果たしています。鎖につながれていても、語るべきことを大胆に語れるように、祈ってください。(エペソ人への手紙6章19節)」と、まず、キリスト者には目に見えない敵、すなわち悪魔や悪霊たちとの戦いがあることを語ってから、戦うために神のすべての武具を身につけることを勧めてから、絶えず目をさまして祈ることを要請しています。ご自身の死と復活について語ったイエス様に、「主よ。神の御恵みがありますように。そんなことが、あなたに起こるはずがありせん。」といさめたペテロに、イエス様が「下がれ。サタン。あなたはわたしの邪魔をするものだ。あなたは神のことを思わないで、人のことを思っている。」と仰せられたように、サタンは未信者だけでなく、時にはみことばをないがしろにするようにキリスト者に働きかけ、神との関係よりも人間関係に重点を置くように、クリスチャン同士が争うように仕向けてきます。ですから、目をさまして、私たちの敵は、人(キリスト者を含め)ではなく、その背後に働く悪魔や悪霊であることをわきまえ、今日の聖句が「目をさまして、感謝をもって、たゆみなく祈りなさい。」と勧めているように、私たちのためにイエス様がとりなしていてくださることを、主は私たちの祈りをお聞きくださることを感謝するとともに、私たちもお互いのために、そしてパウロが大胆に福音が語れるように祈りを要請されていうるように、教職者が人を恐れずに大胆に福音を語ることができるように、戦うべき相手を間違えないように目をさまして、たゆみなく、すなわち油断しないで祈り続けようではありませんか。