聖書箇所
あなたを贖う主、イスラエルの聖なる方はこう仰せられる。「わたしは、あなたの神、主である。わたしは、あなたに益になることを教え、あなたの歩むべき道にあなたを導く。」(イザヤ書48章17節)
<関連聖句>
1.詩篇25篇8節―10節
2.イザヤ書30章15節―21節
3.ヨハネの福音書10章1節―16節
4.ローマ人への手紙8章28節
<メッセージ>
人は何か益になることを人の知恵に求めますが、箴言14章12節は「人の目にはまっすぐに見える道がある。その道の終わりは死である。」と語っています。イエス様はパリサイ人でユダヤ人の指導者であったニコデモに「まことに、まことに、あなたに告げます。人は水と御霊によって生まれなければ神の国に入ることができません。肉によって生まれた者は肉です。御霊によって生まれた者は霊です。あなたがたは新しく生まれなければならない、とわたしが言ったことを不思議に思ってはなりません。風はその思いのままに吹き、あなたはその音を聞くが、それがどこから来てどこへ行くかを知らない。御霊によって生まれる者もみな、そのとおりです。」と仰せられると、彼は「どうして、そのようなことがありうるのでしょう。」と答えたので、イエス様は「あなたはイスラエルの教師でありながら、こういうことがわからないのですか。まことに、まことに、あなたに告げます。わたしたちは知っていることを話し、見たことをあかししているのに、あなたがたは、わたしのあかしを受け入れません。あなたがたは、わたしが地上のことを話したとき、信じないくらいなら、天上のことを話したとて、どうして信じるでしょう。だれも天に上った者はいません。しかし天から下った者はいます。すなわち人の子です。モーセが荒野で蛇を上げたように、人の子もまた上げられなければなりません。それは、信じる者がみな、人の子にあって永遠のいのちを持つためです。(ヨハネの福音書3章5節―15節)」と、ご自身について証しされただけでなく、イエス様を信じる者には永遠のいのちが与えられることを語るとともに、実を結ぶ人生はイエス様にとどまっていなければならないことをも話されたのでした(ヨハネの福音書15章4節)。ですから、パウロは「キリストの中に根ざし、また建てられ、また、教えられたとおり信仰を堅くし、あふれるばかり感謝しなさい。あのむなしい、だましごとの哲学によってだれのとりこにもならぬよう、注意しなさい。それは人の言い伝えによるもの、この世の幼稚な教えによるものであって、キリストによるものではありません。(コロサイ人への手紙2章1節―8節)」と、哲学、すなわち人の知恵に惑わされないように、人のとりこにならないように警告しています。今日の聖句「あなたを贖う主、イスラエルの聖なる方はこう仰せられる。『わたしは、あなたの神、主である。わたしは、あなたに益になることを教え、あなたの歩むべき道にあなたを導く。』」を心に据えて、どんな状況にあっても主は私たちの良き牧者であり、私たちを教え導いてくださる方であることを感謝して生きようではありませんか。