聖書箇所

知恵ある者はだれか。その人はこれらのことを悟るがよい。悟りのある者はだれか。その人はそれらを知るがよい。主の道は平らだ。正しい者はこれを歩み、そむく者はこれにつまずく。(ホセア書149節)

<関連聖句>

1.イザヤ書401節―5
2.イザヤ書4511節―13
3.ルカの福音書31節―8

<メッセージ>

すべての出来事の背後に主の御計画があると頭で知っていても、試練の中に置かれている時には、自分では耐えられないと思ってしまいがちになりますが、私たち以上に私たち自身をよくご存知な神は耐えられない試練に会わせないばかりか、脱出の道も備えてくださっていることをパウロは語っています(コリント人への手紙 第一10章13節)。ことわざに「人生山あり谷あり」とあり、その意味を辞書は「(1)人生には良いこともあれば悪いこともある。(2)人生はトラブルの連続である」と教えますが、イザヤ書45章2節は「わたしはあなたの前に進んで、険しい地を平らにし、青銅のとびらを打ち砕き、鉄のかんぬきをへし折る。わたしは秘められている財宝とひそかな所の隠された宝をあなたに与える。それは、わたしが主であり、あなたの名を呼ぶ者、イスラエルの神であることをあなたが知るためだ。」と、主は私たちの前を行って道を平らにしてくださることを語っています。ですから、今日の聖句は「知恵ある者はだれか。その人はこれらのことを悟るがよい。悟りのある者はだれか。その人はそれらを知るがよい。主の道は平らだ。正しい者はこれを歩み、そむく者はこれにつまずく。」と語ったのではないでしょうか。ソロモンは「神のなさることは、すべて時にかなって美しい。神はまた、人の心に永遠を与えられた。しかし人は、神が行われるみわざを、初めから終わりまで見きわめることができない。(伝道者の書3章11節)」と語られましたが、イエス様がペテロに「わたしがしていることは、今はあなたにはわからないが、あとでわかるようになります。(ヨハネの福音書13章7節)」と仰せられたように、悟らせてくださる時を主がお持ちであることを心に留め、パウロのように「神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを、私たちは知っています。(ローマ人への手紙8章28節)」と告白できるような生活をしようではありませんか。