2009年11月のメッセージ 榊原 寛

収穫感謝祭をご存知ですか


 アメリカでは、11月第四木曜日をサンクスギビングデイ、つまり収穫感謝祭として、特別な感謝を教会でも家庭でもささげます。日本でも、この日に近い礼拝では、収穫物を持ち寄って神に感謝する教会もありますので、近くの教会に問い合わせて行ってみてください。日本では新嘗祭といって、古代から新穀を神にささげて収穫を感謝し、来るべき年の豊穣を祈る祭儀が行なわれていました。現在は、勤労感謝の日として11月23日が定められています。
さて、アメリカでの収穫感謝祭は、イギリスからマサチューセッツ州のプリマス植民地に移住したピルグリムファーザーズ(メーフラワー号でイギリスからアメリカに移住した清教徒の一団のことをいう)の最初の収穫を記念する行事であるとされています。ピルグリムがプリマスに到着した1620年の冬は大変厳しく、大勢の死者を出しましたが、近隣に居住していたインディアンのワンパノアグ族の助力により生き延びることができたのです。翌1621年の秋は、とりわけ収穫が多かったため、ピルグリムファーザーズはワンパノアグ族を招待し、神の恵みに感謝して共にご馳走をいただいたことが始まりであるとされています。(ウイキペディア参考)
ところで日本は食物が有り余っているように思えますが、どうして、食料自給率は、世界でも低く、40パーセントほどです。フランスは130%、アメリカは120%、ドイツでは91%、お隣の韓国は50%です。しかも、穀物自給率から見れば、日本はなんと28%しかないのです。これからみても、日本への食料輸入がストップしたら、日本は一気に飢餓状態に陥るかもしれません。それにしては、余りにも食物を粗末にしてはいないだろうかと痛感しています。
クリスチャンが素晴しいというわけではありませんが、多くのクリスチャンは、食前の祈りを捧げてから食事をいただきます。食物を与えてくださったことを神に感謝し、互いの健康を祈り、また収穫のために働いている人々への感謝をささげます。そして、この瞬間も、世界の多くの地域で食にありつけない人々のために祈ります。私たちの最も近くのアジアの国々には、一日の食事を100円でまかなえること、しかしそれができていない人々が多いことをあなたはご存知でしょうか。アフリカの諸国を見れば、なおさらです。
穀物も、野菜も、果物も豊富に出回っている秋、『天高く馬肥ゆる秋』、まずは神への感謝と共に、食にありつくことができる人がひとりでも増えるようにと祈りたいのです。フライデーナイトはちょっとでもいい、そんな祈りと優しい心を互いに持ち合うためにも開かれているのです。「だから、こう祈りなさい。『天にいます私たちの父よ。御名があがめられますように。御国が来ますように。みこころが天で行なわれるように地でも行なわれますように。私たちの日ごとの糧をきょうもお与えください。』(マタイ6:9-11)


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