2008年04月のメッセージ 榊原 寛
空の上に母がいる
読売新聞に「よみうり五行歌」というコーナーがあります。ある日の埼玉県鶴ヶ島にお住まいの阿部恵美子さんという方が、『空の上に』と題して五行歌を寄せていました。
雀の空がある
その上に
雲雀の空がある
その上に
母がいる
「特選歌。亡くなった母を思う歌は多いが、これはその代表作ともなりそうな歌。上へ上へと辿ったその上にと、読み手の心を持っていってしまう。」というコメントがありました。天国に逝ったお母さんへの思いが込められている歌だと思います。
自由学園を創設された羽仁もと子さんは、次女涼子さんを幼くして亡くしています。そのことについて、「地上の子は地上のことを思わせられ、天上の子は天上のことを思わせられる」というようなことを言われたそうです。
また内村鑑三は、愛娘ルツ子さんを亡くしたとき、「天国が自分にとって身近に感じるものとなった」と言っています。
さて、世界のキリスト教会では、3月23日にキリストの復活を記念して「イースター」を迎えました。聖書は、「死人の復活がないとするならば、キリストの復活も考えられない。もしキリストが復活されなかったら、死人の復活もないし、神によって罪が赦されるということもない。そうすると、私たちの信仰も、宣教もまた虚しいことになる」と言っています。もし復活がないとすれば、天国もないし、永遠もない。そして、私たちは、依然として神の怒りと裁きを受けて永遠の滅びに向かう罪人であり続ける、とも言及しています。
「しかし、今やキリストは、眠った者の初穂として死者の中からよみがえられました。」(コリント第一15:20)と聖書はキリストの復活を断言しています。キリストの復活の出来事の時、ローマの兵士たちはどうしていたのでしょうか。キリストを十字架につけた宗教指導者たちはどうしていたのでしょうか。やがて弟子たちは大胆にキリストの復活を宣教し始めました。そのとき、宗教指導者たちは、その宣教を中止させようとしましたが、復活を否定する事実を突きつけることはできなかったのです。復活の事実によって、私たちは神に罪赦された神の子とされ、永遠の命が保証され、なお、現世において「キリストは私とご一緒くださる」という人生を生きるものとされているのです。「そのようなたわごとを誰が信じることができるか」とあなたが考えられたとしても、それはそれとして、あなた自身の自分死を考え、やがて神の前に立つことを考え、永遠を考えるとき、どうしてもこれらのことをバイパスすることはできないと思います。この取り組みこそ、人生を生きる目的に繋がるし、生きがいに繋がるし、究極的なゴールにもつながっていくわけです。
フライデーナイトは、このことをご一緒に受け止めようとするひとときです。
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