2007年10月のメッセージ 榊原 寛
食糧自給率
2005年度の食料自給率レポートによると、日本の食料自給率は40%だそうです。この食料自給率というのは、国民1人1日あたりの国産食料の熱量を、外国産を含めた1人一日あたりの供給熱量で割って計算されたものです。
1965年に73%だったのが、年々下がり、98年から2005年度まで平均して40%の低水準になってしまいした。オーストラリアは237%、アメリカは128%、フランスは122%ということで、十分な自給率というわけです。それに反して日本は、40%の低い水準ですから、いざ、諸外国からの輸入がストップしてしまったら、どうなることでしょうか。日本は、先進国のうちで最低水準となっているようです。
内閣府が昨年11月に実施した世論調査では、日本の自給率について、「低い」「どらかというと低い」と答えた人は70%、将来の食糧供給について「非常に不安」「ある程度不安」と答えた人は、77%あったようです。不安を感じる理由としては、「国際情勢の変化で輸入が大きく減ったり、止まったりする可能性がある」「異常気象などによる不作の可能性」などがあげられました。日本へ輸出している国々が、自国の自給率が100%をきるようなことがあるとしたら、自国をさておいて日本に輸出するということはないでしょう。
あるとき、何人かの主婦の方々が、食事を注文していたそうです。「私、洋食がいいわ。」「私は和食でおうどんがいいわ。」などと。そのとき、ひとりの主婦が言ったそうです。「あらあなた、おうどんだって洋食よ!」「どうして?」「だって小麦粉のほとんどが、アメリカから輸入されたものよ。」
さて、世界では、どれほど多くの人々が、飢えているでしょうか。自給率40%そこそこの私たちですが、かなり食べ物を粗末にして捨てています。発展途上国への援助のために多くのNGOが、「あなたの1日いっぱいのコーヒーを飢餓状態の国々へ!」と呼びかけています。私もカンボジアへ行き、その実態に触れてきました。1日1ドルで三食の給食を出してあげることができるのですから、日本人のみんなが協力してくれたら素晴らしいなあと感じています。その私たちが、依然として唯物的な豊満を求めていて、自己充足的な生活に浸っているとすれば、日ごとのパンは十分にあてがわれていても、「人はパンのみにいて生きるにあらず。神の口より出る一つ一つことばによって生きる」といわれたキリストの言葉に照らし合わせてみると、日本人の心は、飢餓状態のような気がします。
優しさや思いやり、他者のための自己犠牲を喜びとするような愛、親切について、日本人の魂が満ち溢れて生き生きとしたいものです。フライデーナイトは、そのような人間性を取り戻し、神の国に宝を積むような人生を生きることを求めての集会です。ぜひあなたもご一緒ください。
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