2007年05月のメッセージ 榊原 寛
見えないけれど
読売新聞の「こどもの詩」のコーナーに、「見えないけれど」と題して、栃木県足利市山辺小学校1年生の岡田彩華ちゃんの詩が掲載されていました。
なぜ空気は見えないのだろう 風も
それから人の思っていることも
みんな見えない でも本当は見えるのかな
いくら考えてみてもわからない
かみさま 教えてよ
この詩に、長田 弘さんのコメントです。「目をつぶって、気持ちを済まそう。目には見えなくとも、心にはっきり感じられるものが、大切なもの。」
人間は、いつしか唯物的な生き方を先行してきました。もちろん食べ物は美味しいものが豊かにあることに越したことがありません。生活に便利なグッズは欠かすことが出来ません。金持ちでありたいとほとんどの人は願います。これらは決して悪いことではありません。しかし、いつしか、幸福はここにしかないような錯覚に陥ってしまっています。豊かでない、便利でない、金がない、病気であることは、イコール不幸だと決め付けてしまっています。
結果、目に見えるものだけを追い求め、自分の心を失い、人の心を踏みつけ、自己中心的な生き方に傾いてしまっています。自分の心が壊れ、人の心を壊し、人間関係が破壊されてしまいます。もっと見えないものに目を向け、互いの心を相手のために遣うことを大切にしていきたいのです。
聖書に出てくるひとりの女性とキリストとの会話です。その女性が、「私たちも神様を拝んでいます。私たちはこの山で拝んでいますが、他の人たちはあちらの山で拝んでいると言っています」とキリストに向かって話すと、キリストは、「神は霊ですから、神を礼拝する者は、霊とまことによって礼拝しなければなりません」と言われました。
見えるものだけが確かなように生きていますから、見えないものは不確かで、信頼できないと思いがちですが、逆に、見えるものこそ、はかないものです。壊れたり、腐ったり、使い物にならなくなったり、死んでいったり・・・。
信じ合うことは、人間存在の本質的に大切なことです。これは、見えない世界でのコミュニケーションです。この関係の破壊の元凶こそ、まことの霊なる神への霊とまことによる礼拝の喪失によるのではないでしょうか。
フライデーナイトは、神と人とのコミュニケーションの回復の場です。そのことによって、互いに信じ合い、愛し合っていくことが出来る人間回復の場です。
ぜひ、お誘い合わせてお出でください。お待ちしています。
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