2005年08月のメッセージ 関根 一夫



 先日、山口県萩市での貴重な3日間を過ごしてきました。浜辺の波の音を聞きながら、いろいろなことを思い出し、考え、悔い改めや反省や期待や展開に心が動かされました。魚がおいしく、温泉も心地よく、のんびり休むには最高の場所ですが、古い日本の伝統や格式、血なまぐさい歴史のもたらした閉鎖性、仏教の根強い習慣の中で、苦悩しながらキリストに従おうとしている人たちに触れ、みことばを慕い求め、礼拝をささげつつこの地に生きようとしている人たちと、何がどうなればよいのだろうと一緒に祈り、考えることが出来た数日は本当に貴重でした。こういう出会いを感謝しています。

日本での伝道、特に地方での伝道を考えるとき、まさに、原点ともいえる問題がここにはあります。私にとっては、「忘れかけていたもの」でした。地方に住む人たちには、都会人のように割り切ってしまうことができない諸問題が山積しています。聖書の光りに照らし出しながら丁寧に学び、一緒に考える作業がもっともっと積み上げられなければなりません。働き手も不足しています。「キリスト教的西洋」を教えてもここではあまり意味がないように思います。「福音そのもの」が分かち合われなければなりませんが、その明快な内容をどのように理解し、伝えるべきなのか考えさせられました。萩の方々と一緒に考える機会を与えられ感謝しました。

いろいろな出来事への動機付けは、旅での出会いから始まるというようなことを吉田松陰が言っているように記憶していますが、まさに、その通りだと思いました。今回、それを強く感じました。それにしても30歳の若さで処刑された吉田松陰の姿の絵をみると、どう見ても60歳くらいに見えますよね。話は違いますが、松下村塾は刺激的ですね。実際の活動は数ヶ月ですが、明治維新に名を残した貴重な人材の多くが、この塾を通過しています。

フライデーナイトを通して、日本の歴史になくてはならない人たちが輩出されますように。心から祈っています。夏休みの機会に旅に出たらいかがですか。さもなければ、フライデーナイトで貴重な出会いをどうぞ。


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